シュケルデ川




アントワープはシュケルデ川沿いの港町ですが
シュケルデ川Scheldeは 北フランスのGouyグイ(Le Catelet)を水源とし
フランスからフランダース地方を通り オランダから北海(大西洋)へと注いでいる
全長約350kmの川です。
(フランス内90km/ベルギー内199km/オランダ内65km)

フランダース地方は平地ですので
水源から河口までの高低差は 僅か95mしかありません。

シュケルデ川水源地
シュケルデ川水源地

シュケルデ川 アントワープ周辺の航空写真
シュケルデ川 アントワープ周辺の航空写真


フランス語地域では
エスコー川Escautと呼ばれています。

マース川Maas(オランダ語)=Meuseムーズ川(フランス語)と共に
ベルギーの中を流れている二本の大きな川のうちの一つで
幾つかの支流があります。

物資の運搬に重要な役割を担ったと共に
この川が長い間 神聖ローマ帝国とフランス王国との国境となっていましたので
軍事的にも大きな役割を担っていました。

アントワープ旧市街の辺りで 川幅500m
1877年までは 川幅は不揃いでしたが その後今の川幅に揃えられ 堤防が作られました)
北海に注ぐ河口で川幅5kmになります。


シュケルデ川は
リヒャルト・ワーグナー Richard Wagnerのオペラ「ローエングリン Lohengrin」の舞台となった所でもあります。
9世紀半ばの アントワープ付近のシュケルデ川沿いが舞台とされています。
川沿いの城の結婚式にて奏でられたのが 「婚礼の合唱」です。


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